WiMAXと光回線で迷う場面は、引っ越しの前後や、賃貸で工事の許可が取れそうにないときに多くなります。どちらにも長所があるので、「自分の住まいと使い方では何を優先するか」を先に決めると選びやすくなります。
この記事では、UQ WiMAXの「ギガ放題プラスS」とSoftBank 光(1ギガ)の公式料金、みんなのネット回線速度(みんそく)の直近3ヶ月の測定結果をもとに、料金、速度、向き不向きを比べます。公式ページとみんそくの確認日は2026年10月16日です。
この記事の結論
| 状況 | 向いている回線 | 理由 |
|---|---|---|
| 賃貸で工事の許可が出ない、引っ越しが多い | WiMAX(ホームルーター) | 工事が不要で、公式ページでも「家でつかうならホームルーター」と案内されている |
| 家族で使う、オンラインゲームやテレワークをする | 光回線 | みんそくの数字では、ping値と上り速度に大きな差がある |
| スマホがau・UQ mobile | WiMAX、または光回線 | WiMAXにもauスマートバリューとUQ mobileの自宅セット割がある |
| スマホがドコモ・SoftBank | セット割のある光回線 | 対象の回線は、各社の個別記事で確認する |
動画視聴やSNSが中心で、工事ができない、または引っ越しが多いならWiMAX、同じ住所で長く使い、ゲームやファイルの送信が多いなら光回線、という分け方が基本です。
WiMAXと光回線の比較表
WiMAXはUQ WiMAXのギガ放題プラスS、光回線はSoftBank 光(1ギガ)を例にしました。料金は税込です。
| 項目 | UQ WiMAX(ギガ放題プラスS) | SoftBank 光(1ギガ) |
|---|---|---|
| 工事 | 不要 | 新規は工事が必要。フレッツ光や光コラボからの転用・事業者変更は不要 |
| 月額 | 5,280円。WiMAX +5G割で13か月間は4,598円 | 戸建て5,720円、マンション4,180円(2年自動更新)。2026年12月1日から330円上がる |
| 初期費用 | 登録料3,300円と端末代(金額は公式ページに記載なし) | 派遣工事47,520円(24回分割、条件を満たすと実質無料)、派遣なしは5,280円、転用・事業者変更は0円 |
| 契約期間・解約金 | 公式ページに記載なし。申し込み時に確認 | 2年自動更新。満了月の当月・翌月・翌々月以外の解約は解除料がかかる |
| 下り速度(みんそく) | 平均144.14Mbps、夜130.14Mbps | 平均589.83Mbps、夜600.19Mbps |
| 上り速度(みんそく) | 平均25.69Mbps | 平均490.85Mbps |
| Ping値(みんそく) | 平均44.88ms | 平均16.69ms |
| 容量・制限 | スタンダードモードは制限なし。プラスエリアモードは月30GBまで。大量の通信で混雑時に速度制限の可能性 | 容量制限なし |
※WiMAXの工事不要・容量の記載、SoftBank 光の料金、工事費、契約条件は各社の公式ページ、速度はみんそくの直近3ヶ月の平均です。みんそくは利用者の投稿の集計で、測定環境の偏りがあります。SoftBank 光の「容量制限なし」は、公式の料金ページに容量の上限の記載がないことから書いています。
出典:UQ WiMAX ギガ放題プラスS / SoftBank 光 料金 / みんそく WiMAX / みんそく SoftBank 光
速度の違い
WiMAXの時間帯別
| 時間帯 | 下り | 上り | Ping |
|---|---|---|---|
| 朝 | 157.31Mbps | 27.15Mbps | 45.06ms |
| 昼 | 139.46Mbps | 25.32Mbps | 44.97ms |
| 夕方 | 130.33Mbps | 22.88Mbps | 44.02ms |
| 夜 | 130.14Mbps | 23.17Mbps | 45.8ms |
| 深夜 | 198.57Mbps | 36.89Mbps | 43.4ms |
みんそくの直近3ヶ月(13,174件)の平均です。ホームルーターは下り175.0Mbps・上り25.5Mbps、モバイルルーターは下り116.1Mbps・上り23.0Mbpsと、タイプで差があります。公表されている最大速度(ホームルーターで下り4.2Gbps、上り286Mbps)と、実際の速度には開きがあります。
光回線の例
| 回線 | 昼の下り | 夜の下り | 有線接続の下り |
|---|---|---|---|
| ドコモ光 | 758.47Mbps | 521.71Mbps | 870.9Mbps |
| ビッグローブ光 | 765.83Mbps | 628.12Mbps | 1,021.04Mbps |
| SoftBank 光 | 611.31Mbps | 600.19Mbps | 937.38Mbps |
| NURO光 | 1,159.6Mbps | 1,036.47Mbps | 1,495.86Mbps |
夜の下りでも、光回線の例はWiMAXの約4倍から8倍の数字です。ただし、動画視聴、SNS、ビデオ会議のように必要な速度が小さい使い方なら、WiMAXの130Mbps前後でも足ります。差が出るのは、数十GBのファイルを送受信する場面や、遅延が気になるオンラインゲームです。Ping値は、WiMAXの平均が44.88msで、光回線の例(ドコモ光21.44ms、SoftBank 光16.69ms、ビッグローブ光16.88ms、NURO光11.3ms)より大きくなっています。
光回線の例は、各回線のみんそくのページに載っている直近3ヶ月の数字です(ドコモ光、ビッグローブ光、SoftBank 光、NURO光)。
3年間の月額の目安
割引やキャンペーンを除いた、月額だけの目安です。
- UQ WiMAX:4,598円 × 13か月 + 5,280円 × 23か月 = 181,214円(登録料3,300円と端末代は別)
- SoftBank 光 マンション:4,180円 × 36か月 = 150,480円
- SoftBank 光 戸建て:5,720円 × 36か月 = 205,920円
SoftBank 光は、2026年12月1日から月額が330円上がるため、改定後に36か月使うと11,880円増えます。工事費は、派遣工事の47,520円が割引で実質無料になる条件(課金開始月から31か月目まで利用するなど)があります。スマホのセット割や、代理店のキャンペーンは含めていません。
同じ住所で長く使うなら光回線の月額は下がりやすく、WiMAXは工事費がかからない分、短期間の利用で有利になる場面があります。どちらが安いかは、住居タイプ、セット割、使う期間で変わります。
使い方別の選び方
一人暮らし
動画視聴やSNSが中心なら、WiMAXでも足ります。工事がなく、引っ越しても使い続けられる点が利点です。オンラインゲームやビデオ会議が多いなら、光回線のほうが遅延と上り速度の面で有利です。
ファミリー
複数人が同時に使うなら、光回線が安定しやすい使い方です。WiMAXは下りの平均が約144Mbpsなので、複数台で高画質の動画を同時に見るとき余裕が小さくなります。
ゲーム
みんそくのPing値は、WiMAXが約45ms、光回線の例が11〜21msです。対戦型のゲームで遅延が気になるなら、光回線の有線接続が向いています。
テレワーク
ビデオ会議が中心なら、WiMAXでも使えることがあります。ただし、大きなファイルの送信やクラウドへのバックアップが多い場合、WiMAXの上りは平均25.69Mbpsなので、光回線との差が出ます。
賃貸
工事の許可が出ない物件では、WiMAXやホームルーターが現実的な選択肢になります。工事を断られたときの進め方は賃貸で光回線工事を断られたときの対処法、工事不要の回線は光回線で工事不要のおすすめで整理しています。
申し込み前に確認すること
- WiMAXは、自宅で電波が入るか。同じ建物でも、階数や窓の向き、置き場所で変わる。公式ページで、お試しや返品の制度は確認できなかったため、申し込み前に窓口で確認する
- 契約期間と解約金。WiMAXは公式ページに記載がなく、SoftBank 光は2年自動更新で、更新月以外の解約に解除料がかかる
- 光回線は、工事の可否と建物の設備。賃貸は管理会社への確認が先。開通までの日数は光回線の開通まで何日かかる?にまとめている
- セット割の対象。WiMAXはauスマートバリューとUQ mobileの自宅セット割(合計9回線まで)が対象。光回線は、スマホのキャリアに合う回線を選ぶ
- 料金の改定。SoftBank 光は2026年12月1日から330円上がる。申し込み時点の金額を確認する
よくある質問
WiMAXは速度制限がありますか
ギガ放題プラスSのスタンダードモードは容量制限なしと案内されています。プラスエリアモードは月30GBまでで、超えると当月末まで最大128kbpsに制限されます。また、一定期間に大量の通信をすると、混雑する時間帯の速度が制限される場合があると公式ページに書かれています。
賃貸でも光回線は引けますか
建物の設備や、大家・管理会社の許可によります。すでに設備がある物件では、工事が不要または簡単な場合があります。まず管理会社に、光回線を導入できるかを確認してください。
ゲームにはWiMAXと光回線のどちらが向いていますか
みんそくの平均では、WiMAXのPing値は約45ms、光回線の例は11〜21msです。遅延が勝敗に影響するゲームでは、光回線の有線接続が向いています。動画視聴やカジュアルなゲームなら、WiMAXで足りる場合もあります。
WiMAXのホームルーターとモバイルルーターは何が違いますか
公式ページでは、家で使うならホームルーター、外でも使うならモバイルルーターと案内されています。ホームルーター(Speed Wi-Fi HOME 5G L13)は、コンセントにさして置いて使う工事不要のタイプで、最大速度は下り4.2Gbps・上り286Mbpsです。モバイルルーター(Speed Wi-Fi DOCK 5G 01)は、家でも外でも使えるタイプで、下り最大3.5Gbps・上り286Mbpsです。みんそくの平均はホームルーターのほうが高く、下り175.0Mbpsに対し、モバイルルーターは116.1Mbpsです。他社のホームルーターはホームルーターのおすすめで比べています。
まとめ
- 工事ができない、または引っ越しが多いならWiMAX。同じ住所で長く使い、遅延や上り速度が大事なら光回線
- みんそくの直近3ヶ月では、WiMAXの下り平均は144.14Mbps、夜は130.14Mbps。光回線の例は夜でも520〜1,040Mbps
- Ping値はWiMAXが約45ms、光回線の例が11〜21ms。上りはWiMAXが約26Mbps、光回線の例が450Mbps以上
- 3年間の月額は、WiMAXが181,214円(登録料・端末代は別)、SoftBank 光はマンション150,480円・戸建て205,920円
- 申し込み前に、電波、契約期間、解約金、セット割、料金改定を確認する
光回線を比べたい場合は、光回線おすすめ2026年版、SoftBank 光の評判、ドコモ光の評判、auひかりの評判も参照してください。
※各社公式ページとみんそくの集計(2026年10月16日確認)をもとにまとめています。料金・条件は変更されることがあります。みんそくの数値は利用者の投稿の平均で、実際の速度を保証するものではありません。

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