光回線を契約しても、家の中のWi-Fiが遅いと、回線の速度を活かせません。Wi-Fiルーターは、回線の速度、家の広さ、使う端末の数に合わせて選びます。
このページは、ルーターの選び方を、Wi-Fiの規格、回線事業者が提供する機器、レンタルと購入の違いの順に整理したものです。特定の機種の順位づけはしていません。機種の価格や性能は頻繁に変わるため、購入時にメーカーの公式ページで確認してください。確認日は2026年10月16日です。
まず、機器の役割を知る
| 機器 | 役割 |
|---|---|
| ONU(回線終端装置) | 光回線の信号を、パソコンなどでつなげる信号に変える |
| ホームゲートウェイ | ONUとルーターの機能が一体になった機器。事業者が貸し出す場合がある |
| Wi-Fiルーター | インターネットにつなぎ、家の中でWi-Fiの電波を出す |
回線事業者によって、ルーターが付くか、別に用意するか、レンタルかが違います。申し込む前に、公式ページで確認してください。
- NURO光:ホームゲートウェイ(Wi-Fi 6以上対応)が月550円。戸建ての割引後の月額4,530円には含まれている。マンションの表には含まれていない
- eo光:無線LANルーター機能は月105円(戸建て向けページ)
- So-net 光:Wi-Fiルーターのレンタルが月660円(利用開始月と1〜5か月目は無料、別途配送料1,100円)
- SoftBank 光:セット割の条件に、光BBユニットレンタル、Wi-Fiマルチパックなどの指定オプションへの加入がある(オプションは月550円から)
- BIGLOBE光:IPv6(IPoE方式)に対応したルーターを取り扱っている
各社の内容は、NURO光 / eo光(大阪の光回線) / So-net 光 / SoftBank 光 / BIGLOBE光の記事にあります。
Wi-Fiの規格で選ぶ
Wi-Fiの規格は、世代ごとに「Wi-Fi 5」「Wi-Fi 6」「Wi-Fi 7」と呼ばれます。Wi-Fi Allianceの公式ページには、次のように書かれています。
| 規格 | 公式ページの説明 |
|---|---|
| Wi-Fi 5 | 2014年に導入。ultra HDや4K動画などのストリーミングに対応する、マルチギガビットの通信速度 |
| Wi-Fi 6 | 2018年に導入。より高い通信速度、大きな収容力、混雑した環境での性能。OFDMAで、チャネルを効率よく共有する |
| Wi-Fi 7 | 2024年に導入。2.4GHz、5GHz、6GHzの帯域で、高いスループット、低い遅延、高い信頼性。6GHz帯の320MHzチャネルは、Wi-Fi 6の2倍のスループット |
出典:Wi-Fi Alliance「Wi-Fi CERTIFIED 7」。数字は規格上の最大値で、実際の速度は環境で変わります。
- ルーターだけでなく、端末も対応している必要がある。ルーターがWi-Fi 7でも、スマホやパソコンがWi-Fi 5なら、つながる規格はWi-Fi 5になる
- NTT東日本のFAQは、10Gbpsの回線では、Wi-Fi 6以上の機器を確認するよう案内している。1ギガの回線でも、新しい規格のほうが、混雑した環境で安定しやすい
- ルーターに近いほど速い。距離、壁、床で電波は弱くなる。ルーターを部屋の中央寄りに置く
出典:NTT東日本 FAQ「フレッツ 光クロスの通信速度が遅いと感じた場合」
回線に合わせて確認すること
- 回線の最大速度。10ギガの回線は、10ギガ対応のルーターが必要。ドコモ光、BIGLOBE光などの10ギガの案内にも、対応ルーターが必要と書かれている
- 有線ポートの速度。ルーターのLANポートが1ギガか、2.5ギガ、10ギガか。回線がルーターの上限を超えても、そこで止まる
- LANケーブル。NTT東日本の目安は、10Gbpsの回線でカテゴリ6A以上。ケーブルの表面にカテゴリが書かれている
- IPv6(IPoE)への対応。NTT東日本のFAQは、混雑しにくい接続方式としてIPoE方式の利用を確認するよう案内している。ルーターが対応しているか、プロバイダの案内で確認する
速度が出ない原因の切り分けは光回線の速度が遅い原因と確認の順番、測り方は光回線の速度の測り方と結果の見方を参照してください。
レンタルと購入の違い
| レンタル | 購入 | |
|---|---|---|
| 費用 | 月額がかかる(例:So-net 光は月660円) | 最初に購入代金がかかる |
| 故障・サポート | 事業者に相談できる | メーカーのサポート |
| 解約時 | 返却が必要。返却しないと請求される場合がある | そのまま持っていける |
| 選べる機種 | 事業者が用意した機器 | 自由に選べる |
| 設定 | 事業者の案内に沿う | 自分で設定する |
レンタルは、月額が積み重なります。たとえば月660円なら、3年で23,760円です。購入のほうが安くなることがありますが、設定は自分で行います。解約時の返却は光回線の解約方法で説明しています。
家の広さ・使い方別の考え方
- ワンルーム、1LDK:ルーター1台で足りることが多い。設置場所は部屋の中央寄りに
- 戸建て、広い間取り:1台で届かない部屋があるときは、中継機や、複数台で電波を広げるメッシュWi-Fiを検討する。メッシュWi-Fiは、メーカーが対応機種を案内している
- オンラインゲーム、ビデオ会議:Wi-Fiより有線が安定する。ゲーム機やパソコンはLANケーブルでつなぐ。速度の目安は光回線の速度の測り方と結果の見方にある
- つなぐ端末が多い家族:同時接続の台数に余裕がある規格(Wi-Fi 6以上)を選ぶ
購入前のチェックリスト
- 回線の最大速度(1ギガ、10ギガ)に対応している
- 使うスマホやパソコンの対応規格を確認した
- LANポートの速度と数を確認した
- IPv6(IPoE)に対応している
- 回線事業者のレンタル料金と、購入代金を比べた
- 部屋の広さと設置場所に合っている
よくある質問
プロバイダやONUに付いているルーターで足りますか
1ギガの回線で、部屋が狭く、端末の数が少なければ、足りることがあります。広い家や端末が多い家は、電波が届きにくくなったり、混雑で遅くなったりします。まず有線で速度を測り、Wi-Fiだけ遅いなら、ルーターの見直しを検討します。
Wi-Fi 7のルーターを買えば、速くなりますか
回線と端末の両方が対応していないと、効果が出ません。回線が1ギガなら、回線の速度が上限です。端末がWi-Fi 7に対応しているかも確認してください。
メッシュWi-Fiは必要ですか
1台のルーターで家全体に電波が届くなら、必要ありません。届かない部屋があるときに検討します。
ルーターを買い替えるタイミングは、いつですか
有線では速いのに、Wi-Fiだけ遅いときが目安です。ルーターや端末が古い規格(Wi-Fi 5以前)の場合は、規格を上げることで改善する可能性があります。
まとめ
- 機器の役割(ONU、ホームゲートウェイ、ルーター)と、事業者のレンタルの有無を確認する
- Wi-Fiの規格は、ルーターと端末の両方で確認する
- 回線の速度、LANポート、LANケーブル、IPv6(IPoE)への対応を見る
- レンタルは月額が積み重なる。購入と比べる
- 機種の選定は、購入時にメーカーの公式ページで確認する
※各社公式ページ、NTT東日本、Wi-Fi Allianceの公式ページ(2026年10月16日確認)をもとにまとめています。料金・条件は変更されることがあります。

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